東日本大震災の日、東京ディズニーリゾートの対応に思うこと

2015年3月11日

3月11日、あの東日本大震災から4年が経ちました。

この日は、パークを愛する人たちにとっても忘れられない日となっていることでしょう。

大好きな場所、舞浜周辺が大きな被害を受け、節電の波でパークから光が消えた日…

しかし、それと同時に、キャストさんたちの対応が称えられた日でもあります。

どんな対応であったのかは、これまでにたくさん報道されていますよね。

あの日、東京ディズニーリゾートには、約7万人のゲストが訪れていました。

思い思いにパークを楽しむゲストを激しい揺れが襲い、楽しい一日は一変。

不安に苛まれるゲストを救ってくれたのは、約1万人のキャストさんたちでした。

東京ディズニーシー_チョコクランチ

揺れの中、ゲストの安全を確保しようと大きな声で誘導したり…

頭を守るためにダッフィーのぬいぐるみを配ったり、お土産の棚にあるお菓子を開封してゲストに配ったり…

雨をしのいだり、暖をとるため、ディズニーでは外に出したくないであろうゴミ袋や段ボールを配ったり…

緊急事態とあって、普段は見せないバックステージにゲストを案内したり…

すべてではないでしょうが、これがマニュアルにあったものではなく、キャスト自身がゲストのことを考えて行動した結果だというから驚きです。

あの日、私はすでに社会人になっていました。

都内に勤務する私の会社にも大きな揺れが襲い、周囲も慌てている中、必死に携帯で「こわい」とメールを打ったのを覚えています。

揺れがおさまり、社員である私には、会社に出入りする他社の方々の人数を確認するように指示があり、「社員であれば、私はそういう立場にあるのか…」と思ったものでした。

その後、家族や知人から次々と来る安否確認の連絡に対応しながら、会社で一夜を過ごしました。

こうして自分の行動を思い出してみると、あの日、パークで対応にあたったキャストさんたちには本当に頭が下がります。

キャストさん自身も、被災しているのに。

家族やお友達の安否を確認したい人もいたでしょうし、反対に、早く家族に無事を伝えたい人もいたでしょう。

そんな中でゲストのためを思い、行動する…なかなかできることではありませんよね。

震災時のキャストさんたちの対応は知っていたつもりでしたが、今日初めて自分の行動と重ね合わせ、キャストさんは本当にすばらしいと再認識した一日でした。

これをきっかけに、私も、ゲストのためにここまでしてくれるキャストさんたちに、ハピネスを届けられるゲストでいようと心に刻んでおきたいと思います(*^^*)

最後になりますが…被災された方々に、少しでもたくさんのハピネスが届くことをお祈りします…(u u*)