TDR拡張計画発表!その内容と入り交じる期待と不安 TDLファンタジーランド拡張編

2014年11月3日

10月30日、東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドから、「東京ディズニーランド、東京ディズニーシー今後の開発構想について」という広報リリースが発表されました。

その概要としては、「今後10年間(2015年3月期~2024年3月期)で、テーマパーク事業に5,000億円レベルの投資を実行する」という壮大なもの。

そもそも、この広報リリースに至った発端は、この日、「東京ディズニーに「アナ雪」の施設 17年にも」という記事が日経に掲載されたことにあります。

朝からこのアナ雪施設に関する意見が賛否両論飛び交いましたが、当日の夕方に、この記事を打ち消す形でオリエンタルランドが公式発表を行ったものです。

しかしながら、この広報リリース、内容が想像を遙かに超える壮大なものだったこともあり、「結局何がどうなるの?」というのが私の率直な感想でした。

発表された構想が詳細ではないこともあり、現在でも、あらゆる期待や不安が入り交じった意見が飛び交っていますよね。

この記事では、そんな状況を受けて、東京ディズニーリゾートの開発構想の内容と、そこから沸き起こる期待や不安について、自分なりにまとめてみます。

記事が長くなったため、2つにわけて更新しています。

ぜひ2つ併せてご覧ください(_ _*)
TDR拡張計画発表!その内容と入り交じる期待と不安 TDS新テーマポート開発ほか編

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東京ディズニーリゾート大規模開発エリアテーマ方針発表

東京ディズニーランド ファンタジーランドの再開発(刷新・拡張)

オリエンタルランド公式発表内容

概要 :
  複数の大型アトラクション、商品店舗、飲食店舗等からなるファンタジーランド全体の再開発

導入時期 :
  「2016中期経営計画」期間以降

開発エリア :
  現在のファンタジーランド全域(刷新)、およびトゥモローランドとバックステージの一部(エリア拡張)
  ※現在のファンタジーランドが約2倍となる規模

(株式会社オリエンタルランド 広報リリースより引用)

ファンタジーランドを約2倍に拡張!この城は誰のもの?

現在のファンタジーランドについては、アトラクションの移転を含む刷新を行い、さらにトゥモローランドとバックステージの一部がファンタジーランドとして拡張されます。

再開発後のファンタジーランドの広さは、なんと現在の約2倍になる予定です。

この記事の一番上に掲載しているのが、オリエンタルランド広報リリースから引用した“東京ディズニーランド「ファンタジーランドの再開発」(イメージ)”。

この絵の中で、多くの方が気にされているのが、奥にあるお城は誰のものなのか?というところですよね。

眠れる森の美女のお城か…日経の記事に沿ってアナと雪の女王のアレンデールのお城か…いろんな意見が出ています。

ファンタジーランドの拡張と言えば、2012年12月にフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドが、やはり今回のリリースと同様にファンタジーランドの面積を2倍に拡張したのが記憶に新しいところ。

ちょうどこの時期にWDWを旅行していた私は、ホテルのテレビで繰り返し流される「New Fantasyland」のCMに釘付けになったものでした。

すでに拡張済みのWDWのファンタジーランドには、現在、既存のアトラクションがリニューアルしたエリア「Storybook Circus」と、美女と野獣やリトルマーメイドの世界である「Enchanted Forest」が存在しています。

リトルマーメイドの世界はディズニーシーにありますが、美女と野獣の世界はまだ東京にはありませんよね。

また、この木に囲まれたイメージと、WDWの美女と野獣のお城と見比べた感じ…

個人的には、このお城は美女と野獣のお城ではないかと期待しています。

仮に美女と野獣のお城なら、それに付随して、WDW同様に「Enchanted Tales with Belle」や「Be Our Guest Restaurant」ができないかな…なんて。

あくまで美女と野獣好きの私の個人的な意見ですが、もし、日本でも美女と野獣の世界が楽しめるようになったら…どんなに素敵でしょうね(*^^*)

そしてついでに、WDWにあるラプンツェルの塔や、その周りのエリアも作ってくれないかなぁ?なんて、拡張するとなれば期待が高まってしまいますが…期待しすぎでしょうか?

イッツ・ア・スモールワールドの行方…廃止?移転?

ファンタジーランドの拡張について、話題になっていることがもう1つ。

「イッツ・ア・スモールワールドはどこにいってしまったの?」という点です。

確かにイメージを見ると、現在イッツ・ア・スモールワールドがある位置は通路として開かれて、奥にエリアが拡張されている様子がわかります。

しかし、他の場所にイッツ・ア・スモールワールドがあるかというと、見当たりませんね…

ついにイッツ・ア・スモールワールドが廃止されてしまうのか、それとも移転してどこかに存続するのか。

これは昔からのディズニーランドを愛する人にとっては大きな問題。

個人的には、これに関しては移転されると思っています。というか、信じています。

イッツ・ア・スモールワールドといえば、アメリカ、パリ、香港…世界中のディズニーランドに存在するアトラクション。

そして、1964年のニューヨーク万博に出展されていたパビリオンが前身となり、ウォルト・ディズニーの思いが込められたアトラクションでもあります。

そんな大切な大切なアトラクションを、東京ディズニーリゾートが簡単に廃止するとは思えないです。

本当は、移転もしないで同じ場所にあり続けて欲しいという思いもありますが、敷地の構造上動かさなければならないのなら、せめてどこかに移転して欲しいです。

イメージに載っていないのは、フロリダWDWのように屋内型になっているとかどうでしょう?

うーん、やっぱりここは、今の姿のまま、どこかに移設してくれると信じます。

グランドサーキット・レースウェイ、スタージェット廃止…

アトラクションの移転や廃止に関して、もう1つ目を引いているのは、トゥモローランドをエリア削減し、ファンタジーランドとすることによるグランドサーキット・レースウェイ、スタージェットの廃止。

航空写真において、この2つのアトラクションがあるエリアは「拡張エリア」とされているところを見ると、おそらく廃止となると思って良いのでしょうね。

廃止された跡地には、移設された空飛ぶダンボと思われるアトラクションが描かれています。

個人的には、グランドサーキット・レースウェイ、スタージェット共に好きなアトラクションですし、子供の頃からの思い出もあるので少し寂しくもあります。

しかし、時代の流れで仕方ないのかなという思いも多分にあるんですよね。

現在のトゥモローランドは、その名前に似合わないほどに未来は感じられないというのが正直なところ…

どちらかというと、レトロな世界になってきていますよね。

人類は、数十年前に想像された未来をはるかに超えるスピードで世界を進歩させてしまったという感じが漂っています笑

私と同じように、子供の頃の思い出があったり、子供と乗った思い出があったりする方も多いと思いますが、この点においては、個人的にはパークの方針に賛成するところです。

ウォルト・ディズニーの言葉

ファンタジーランドの拡張には、まだまだ発表されていないことも多く、何がなくなって何が新設されるのか?

何がどこに動くのか?工事期間中のエリアはどうなるのか?パレードはできるのか?

疑問は尽きません。

まさに、期待と不安が入り混じった状態の方も大勢いらっしゃるでしょう。

しかし、私個人的には、期待の方が断然大きいですね。

その思いの裏には、ツイッターにも投稿したこの言葉があります。

ディズニーランドは永遠に完成しない。世界に想像力がある限り、成長し続けるだろう。

― ウォルト・ディズニー ―

この言葉に表されるように、まさしく、これは東京ディズニーリゾートの成長だと思うのです。

もちろん、イッツ・ア・スモールワールドのように、変えてはいけないものもあります。

しかしながら、ディズニーランドは完成してはいけない。

人々に夢と魔法を与え続けるために、成長しなければいけないんですよね。

今回発表されたファンタジーランドの拡張計画は、私たちゲストに新たな夢を見せてくれる成長なのだと、私は心から信じ、期待しています…(u u*)

記事が長くなったため、2つにわけて更新しています。

ぜひ2つ併せてご覧ください(_ _*)
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